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しかも片持ち。つまり車軸を片側だけで支えてるということ。シンプルで軽量な構造ならではの技術。駆動は地上部分でリムの部分をタイヤでぐるぐる回してるだけ。観覧車であることはさておきシンプルで合理的な大きな構造は見ていて気持ちがいい。京都の北山とかにある、これみよがしの誰かさんの建築とは大違い。テムズ川沿いに聳えたつが建設の時にはちょうど車輪を川に浮かべるように組み立てておいてクレーンでひっぱりあげて作ったそうで、利口というか簡単というか。こういう「ブレイクスルー」は何事にも新鮮な驚きと発想の活性化をもたらしてくれるもので物事が停滞しているときにこそ適宜必要なことだと思う。そういう意味ではデザインや建築が元気なロンドンの今をよく象徴していると思う。 | ![]() |
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昼間に乗るとこんな感じで満員でとても「あそこがなになに!」とか、やってられないので静かにゆっくり‥と思ってる人は夜がオススメ。ロマンチックな30分に£9.5(約1800円)は高いか安いか。観光で来てるならきっとどうってことないだろうが、住んでるとなにもかも急に高く感じてしまう。「住む」とはそういうことなんだろうか。 | ![]() |
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ふつう、美術作品はそれが話題の作品であればある程、大衆の勝手気ままな好みや解釈に翻弄されるものだがこの作品についてはいわゆる「好き」「嫌い」というような声があまり聞かれない。みんな「もう見た?」と聞いてその後はだいたい「すごいね」で終わる。好みを超越してるのか接し方に戸惑っているのかよくわからないが、やはり壁と天井をとっぱらって全体像を見てみたいと思う。でもそれではこの作品の意味がなくなってしまうんだろうけど。そうしたアンビバレントな感じがなんとも心のどこかにもどかしくひっかかる作品だ。やはり「ウ〜ム」な作品。感想になってないな。 |
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の似非エコ大国とはそもそも発想からして違う。去年フォスター&パートナーの展覧会で(そう、これもフォスター&パートナーの作品)このシステムの解説を読んだ時単純にすごいと思った。上はタワーブリッジとの関係。下はタワーブリッジ南詰めより西を臨む。ともにロンドンの新しい風景。しかしたった2時間ほどでいくつもそれぞれ違った特徴(それもとびきりの)を持った新しい建築を体験できてしまうロンドンの一連のミレニアムプロジェクトには感心するが、これがなかった10年前とかはさぞ退屈(少なくとも僕には)だったろうなと思う。逆に古い町並みを残したい |
と考える地元住民にとっては迷惑以外のなにものでもないだろう。300年後にも存在するとはとても思えないし。ともあれ世界中の都市が抱える「景観」問題に対するもっとも「カッティングエッジ」な例だろう。何を勘違いしたのか京都にいきなりボン・デザールそっくりの橋を架けると市長が言い出した時には驚きを通り越して世も末だと思ったものだが(余談だが反対運動を展開したのは京都在住の外国人達だったのだ。きっと世界中に笑い者になってたんだろうな)それは論外としても一見、まとまりのない極端なコントラストというのもその実お互いがクローズアップされてかえって古いものが新鮮に見えることがあるという好例ともいえるのではないだろうか。どの建築も特徴的だが無駄な装飾のない「引き締まった」設計と、「合理性」という伝家の宝刀とを大きな盾にやり切ってしまってるという印象を受けた。「合理的」であれば基本的には文句の出ない国民性ならではのアプローチだと思う。これぐらいドラスティックにやってこそ景気回復も期待できるというものだろうか。(26/11/02) |
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