PRESS RELEASE
2004年10月8日
Chelsea Crafts Fair 2004公式出展者に選ばれました。
ロンドン・京都をベースに活動する漆工芸家の土岐謙次はこの度Chelsea Crafts Fair 2004(10月12日-24日
2004、18日休館)に出展することになりました。ロンドンのChelsea Old Town Hall(King’s Road,
London SW3)で開催される伝統あるこのフェアは今年25周年を迎えます。Chelsea Crafts Fairは従来の工芸的なものにとどまらずファアッションやインテリアとも密接にリンクした多彩でクオリティーの高い作品が数多く出品されるヨーロッパ最大のクラフト・フェアです。例年各方面から会期全体で約4万人の来場者を集めています。
http://www.craftscouncil.org.uk/chelsea2004/index.htm
今回は土岐謙次にとって初めての選出であり、またフェアにとっても漆の出展者は初めてになります。出展される作品はCADによってデザインされ、ラピッドプロトタイプによって立体出力された造形に鮮やかな朱漆塗りを施した最新のシリーズです。
「Chelseaに参加することにはとても興奮しています。世界中のバイヤーやコレクターの注目を集めるこのハイクオリティーなイベントに選ばれることはすばらしいことです。作品のショーケースとなるだけではなくコミッションを得る機会としても期待しています。」と土岐謙次は述べています。
[土岐謙次について]
1996年に京都市立芸術大学大学院を修了後、伝統的な手法にとどまらず最先端素材やコンピュータ、写真表現を用いて旧来の概念にとらわれない漆を使った作品の制作・発表活動を展開しています。日本の伝統的漆工芸と、CADをはじめとした現代的造形技術の融合により新たな工芸・アートワーク・デザインの世界を提案しています。日本工芸のアイデンティティーの象徴とも言える漆を中心的な素材としながらも、プロダクトデザインで用いられるラピッドプロトタイプ機器やカーボンファイバー等の先端技術や写真表現と融合したそのハイブリッドな活動は日本国内にとどまらず、ニューヨーク、ロンドンをはじめアルゼンチンや韓国など世界各国で高い評価を得ています。現在ロンドンと京都を拠点として幅広い活動を展開しています。2004年9月にはデジタル技術と工芸の現代的関係を探るために世界各国から専門家を集めて開催された国際会議Challenging
Craft(スコットランド)ではこの分野の第一人者として講演を披露するなど他に類を見ない国際的でユニークな活動を続けています。
以上
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